グーゴル(googol)は\(10^{100}\)である[1]。すなわち、\(1\underbrace{000\dots000}_{100}\)である。アメリカの数学者エドワード・カスナーの甥ミルトン・シロッタ(Milton Sirotta)が9歳の時に考えたとして、カスナーの著書[2]に紹介されている。
検索エンジン Google の名前は、Googol の綴り間違えによるものであるとされている[3]。
アメリカのショートスケールでは10デゥオトリジンティリオンであり、フランスやドイツのロングスケールでは10セクスデシラード、中国の万万進[4]では1万恒河沙となる。グーゴルはまた、BEAFでは{10,100}、ハイパーE表記ではE100#1と表される。
グーゴルプレックス等の巨大数や、グーゴロジーの言葉の語源にもなっている。

例
- 70の階乗は、約1.2グーゴルである。したがって、70個の異なるものを順番に並べる方法は、グーゴル通りよりも2割程度多い。
- 全てのブラックホールが蒸発するのに要する時間が、およそ1グーゴル年程度となる。
- 1グーゴル秒は宇宙の推定される年齢のおよそ\(10^{81}\)倍である。
- 1グーゴルオングストロームはおよそ\(10^{72}\)光年である。
参考サイト
- ↑ Wikipedia:グーゴル
- ↑ Edward Kasner and James R. Newman (1940) "Mathematics and the Imagination"
- ↑ Google - Our history in depth
- ↑ 高杉親知 無量大数の彼方へ