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グーゴルマイネックス (Googolminex) とは、グーゴルプレックスの逆数に付けられた名前である。つまり\(10^{-\text{Googol}}=10^{-10^{100}}=10^{-1\underbrace{000\cdots000}_{100}}=\underbrace{0.000\cdots000}_{1\underbrace{000\cdots000}_{100}}1\)に等しい[1]

グーゴルマイネックスは1996年にJohn H. ConwayとRichard K. Guyの著書 "The Book of Numbers" に登場し、定義した者は時枝正だとしている[2]。接尾辞マイネックスのほぼ唯一の具体的な使用例であり、プレックスに無数の使用例や派生形があるのとは対照的である。

\(10^{80}\)個 (エディントン数程度) のバリオンがブラックホールに崩壊する際のエントロピーは\(10^{123}\)程度であると推定されるため、初期宇宙の特異点の場合数の下限は\(10^{10^{123}}\)である。これはグーゴルプレックス程度の巨大数の例となるが、しばしばこの数字の逆数である\(10^{-10^{123}}\)を「初期宇宙の特異点が我々の宇宙と全く同じに発展する確率」と紹介することがあり、その場合グーゴルマイネックス程度の学術的な数字となる[3]

出典[]

  1. Sbiis Saibian. "small_numbers". Large Numbers.
  2. John H. Conway & Richard K. Guy. (1996) "The Book of Numbers". New York: Springer-Verlag.
  3. Roger Penrose. "Before the big bang: An outrageous new perspective and its implications for particle physics". Semantic Scholar.

関連項目[]

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