この記事では、N原始を解説します。詳しい人いたらコメントでお願いします。
始める前に[]
この表を見てください。これは、N原始のどこに問題があるかを示した表です。
表記 | 問題? |
0 | いいえ |
0,1 | いいえ |
0,1,2 | いいえ |
0,1,2,4 | たぶん違うそうでもない |
0,1,2,4,7 | たぶんそう部分的にそう |
0,1,2,4,8 | はい |
0,1,3 | AAAAAAAAAAAA!!! |
0,1,4 | [データ削除済] |
概要[]
原始数列システムは最大の階差が1です。これを2以上に拡張し、階差数列を原始数列にすることで、限界が0,1,3,6,10,...となるシステムが作れます。さらにこのシステムを階差数列に入れることで、もっと強いシステムが作れます。いわば2階の階差数列に対する原始数列です。
ではいっそのこと、無限階の階差数列を使ったらどうなるでしょうか? これが地獄の始まりです。
はじまり[]
無限階の階差数列とは何でしょうか? それは、斜め上の階差数列です。この図を見てください:
1,1 0,1,2
太字で示した0,1を何らかの方法で斜め上に向かって0,0,0,...と展開すれば、差分0により0,1,1,1,...と展開されるはずです。
この方法でε₀まではうまくいくことがわかりました。では、ε₀に対応する数列は何でしょうか? Y数列との対比で、0,1,3を展開してみましょう。
1 1,2 0,1,3
あれれ、山が1段増えてしまいました。
ヴァン!
. . . 1... 0,1... 1,1,2,... 0,1,2,4,... 1,1,2,4,8,... 0,1,2,4,8,16,...
おっと! BMSになってしまいました。もう1つ項を足して、0,1,2,4にするとどうでしょうか?
1 0,1 1,1,2 0,1,2,4
ヴァン!
. . . 0... 0,0... 0,0,0,... 0,0,0,0,... 1,1,1,1,1,... 0,1,2,3,4,5,...
うまくいったようです。しかし、展開前の山を見て何かに気が付いたでしょうか。そう、階差数列に0が存在することです。Y数列とはなにか根本的な違いがありそうです。