ローグ (-logue) とは、Sbiis Saibianが考案した接尾辞。登場するのはハイパーE表記で定義されるグッピー連隊からであるが、本格的に使用されるのは一段上のグランゴル連隊以降からである。
定義[]
グッピー連隊では、ローグはギリシャ語の倍数接頭辞を付けて\(n\text{-logue}=\underbrace{EEE \cdots EEE}_{n}1\)と定義される。これはすぐに大きくなりすぎてしまうため、グランゴル連隊からは拡張ハイパーE表記を使い\(n\text{-logue}=E1\#n\)と定義される。また、ローグを付ける制限を、任意の数を表す言葉へと緩和している。
ローグで定義された数そのものに更に重ねてローグを付けることが可能である。この時、最後の-logue以外はスペルを変更し-logiaと書かれる。例えばDialogue (ダイアローグ、\(E1\#2=10^{10}\)) に-logueを付けた数はDialogialogue (ダイアロギアローグ、\(E1\#(E1\#2)=E1\#10^{10}\)) と書かれる。これは際限なく続けることが可能なものの、段々と入れ子が多くなり分かりにくくなるため、拡張としてデックス (-dex) が新たに定義される。
末尾がlで終わる単語にローグを付ける場合、lは重ねない。例えばGoogol (グーゴル) に-logueを付けたかずはGoogologue (グーゴローグ、\(E1\#10^{100}\)) と書かれる。
プレックスの後にローグを付ける場合、間にiを挟む。例えばGoogolplex (グーゴルプレックス) に-logueを付けた数はGoogolplexilogue (グーゴルプレクシローグ、\(E1\#10^{10^{100}}\)) と書かれる。
例[]
和名 | 英名 | 意味 |
---|---|---|
モノローグ | Monologue | \(E1\#1=E1=10\) |
ダイアローグ | Dialogue | \(E1\#2=EE1=10^{10}\) |
トリアローグ | Trialogue | \(E1\#3=EEE1=10^{10^{10}}\) |
テトラローグ | Tetralogue | \(E1\#4=EEEE1=10^{10^{10^{10}}}\) |
デカローグ | Dekalogue | \(E1\#10=10\uparrow\uparrow10\) |
ヘクタローグ | Hectalogue | \(E1\#100=10\uparrow\uparrow100\) |
キリアローグ | Chillialogue | \(E1\#1000=10\uparrow\uparrow1000\) |
グッピーローグ | Guppylogue | \(E1\#E20=E1\#10^{20}\) |
グーゴローグ | Googologue | \(E1\#10^{100}\) |
グーゴルプレクシローグ | Googolplexilogue | \(E1\#10^{10^{100}}\) |
モノロギアローグ | Monologialogue | \(E1\#(E1\#1)=E1\#10=10\uparrow\uparrow10\) |
ダイアロギアローグ | Dialogialogue | \(E1\#(E1\#2)=E1\#10^{10}\) |
トリアロギアローグ | Trialogialogue | \(E1\#(E1\#3)=E1\#10^{10^{10}}\) |
モノロギアロギアローグ | Monologialogialogue | \(E1\#(E1\#(E1\#1))=E1\#(E1\#10)=E1\#10\uparrow\uparrow10\) |
出典[]
- Sbiis Saibian. "4.3.2 - Hyper-E Numbers". Large Numbers.