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を論理式の集合とする.順序数-反映順序数 (-reflecting ordinal) であるとは,任意のに対して,ならばあるが存在して,となることである[1]

定義[]

を集合論の論理式の集合,を順序数のクラスとする.順序数上で-反映順序数 (-reflecting ordinal on ) であるとは,任意のに対して,ならばあるが存在して,となることである.特にとしては高階集合論の論理式の集合が考えられることが多く,その場合は標準意味論を用いる.

性質[]

命題2.1[1]

以下は互いに同値である.

  1. 順序数上で-反映的である.
  2. 順序数上で-反映的である.
  3. である.
命題2.2[1]

以下は同値である.

  • 順序数上で-反映的である.
  • 順序数上で再帰的マーロである.
命題2.3[1]

以下は同値である.

  • 順序数上で-反映的である.
  • 順序数上で-反映的である.
命題2.4[1]

またはに対して以下は同値である.

  • 順序数上で-反映的である.
  • 順序数上で-反映的である.

またまたはに対して以下は同値である.

  • 順序数上で-反映的である.
  • 順序数上で-反映的である.

ただし許容順序数からなるクラスとする.

命題2.5[1]

以下は同値である.

  1. 順序数-反映的である.
  2. 順序数-許容的(-許容的であることとは異なることに注意すべきである.)である.

弱コンパクト基数-正則基数であることを命題2.5に合わせて,-反映的順序数は,弱コンパクト基数の再帰的類似と言われる.また-反映的順序数は一般に-記述不能基数の再帰的類似と言われる。

参考文献[]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 W. Richter and P. Aczel. Inductive definitions and reflecting properties of admissible ordinals. Studies in Logic and the Foundations of Mathematics. Vol. 79. Elsevier, 1974. 301-381.

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